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2007年 01月 07日 ( 1 )

1枚の写真の話をしよう。

 1枚の写真の話をしよう。

 その写真は、1件のショットバーの、閉店の夜に撮られたものだという。
 バー、という言葉に何処かブラウンの色調が似合うのは、バーボンのあの琥珀の色あいからの連想だろうか。その写真も、どこか全体にブラウンの暖色を帯びていた。カクテルに使われるものでもあるのか、彩々に並んだ酒瓶が、良い背景画となっている。
 真ん中に撮影されているのは、男性と女性だ。
「ほら、そこ、寄って寄って」
「はい、チーズ!」
 そんな掛け声が聞こえてきそうな。かといって、馴れ馴れしく肩を抱くでもなく、ボディタッチがあるわけでもなく。
 ブログに掲載されていたその写真には、ネットで公開するのに差支えがない程度に目元にモザイクがかかり、けれど、口元は、笑った表情がよくわかるよう残されている。女性のほうははしゃぎぎみの笑顔で、男性のほうは髭のある口元にかすかな微笑を浮かべて、1つの店の終わりの夜を惜しむ、二人の人物の写真だった。

 私がその写真を見たのは、児島の仙人氏の転載記事である。最初にこの記事を見たときには、現在、大きな文字の画像が出ている場所に嵌め込まれていた。

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 私はそれまで、OYAJI氏の人となりが掴めないことに、多少の焦りを感じていた。

 私は、ペンネームやハンドルを決めるときには、ある程度、自分らしさが出るようにする。サイトやブログを作るときも、閲覧者に自分らしさが少しでも伝わることに留意する。たとえば、ここの歴代デザインも、NAZCA+02さんのEggStationさんの針金細工、そして現在の阿檀(植物)の写真を写真を撮った方に了解いただいて加工したもの、と、変遷してきているが、すくなくとも、「可愛らしい手弱女」であるという誤解だけは避けるようにしてきたつもりである。(私がそれをやったら、詐欺罪に該当する???・滝汗)

 ところが、OYAJI氏のブログに関して。

 ハンドルと、グレイ系の色で作られたTopicPickerの横バナーだけなら、非常によくわかる。横バナーに付された男性の横顔の絵と、アバターの顔部分は、よく似ている。
 しかし……、ピンク系のキティのテンプレートと、熊耳のアバター衣装に至って、私は混乱していた。それはハンドルや横バナーの“男性的”なイメージとは、全く相反するものだ。

「あの方のセルフイメージが掴めないんです」

 私が漏らしたのを、仙人氏は、ご存知だった。
 正直にいえば、私はピンクのテンプレートと熊耳にひっぱられすぎて、“OYAJI”というハンドルの陰にいるのが女性である可能性までも想定の範囲に含めていた。ネットでは色々なことがある。女性であるが故にネットストーカーまがいの被害にあって、男性ハンドルを使いだした例も、同性のネット友達ができて一部の相手だけにカミングアウトしたために色々な面で中途半端になった例も、見てきていた。

 だから、写真を見たとき……、なんと言ったらいいだろうか。最初に来たのは、「安堵」だった。写真は、(この絵をどなたがお描きになったのか知らないが)横バナーの似顔絵にもよく似ていたし、元記事のコメントにもあったとおりアバターにもよく似ていた。ああ、ネットの向こう側に、ほんとうにこの方がいるのだ。本当に男性で、これくらいの年格好で、カメラを向けられたときにこういう微笑い方をする方だ、と。

 「転載元」は(よくあるという表示漏れバグもなくて)きちんと表示されていたので、コメント欄は見ていた。仙人氏が転載希望を書き込みしていらっしゃらないことは確認していた。酒に酔った話を選んできて転載するのは、転載機能擁護派であるOYAJI氏に対して、いささかブラックジョークだとは思ったが。せいぜい、その程度だった。

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 けれど翌日。写真は、まったく別の画像に差し替えられていた。(差し替え後しかご存知ないかたもあるようだ

 それも衝撃的だったが、もう一つ私が焦ったのは、転載をした仙人氏に、第三者の非難が集中していたことだ。

 私は“大きな”問題を感じなかった。他の方は、問題視なさった。そのズレはどこで生じたのか。

 一つは、転載機能に関する解釈であろう。

 私は著作権のプロではないが、それでもそれなりに勉強をした者として、「転載可指定は転載許諾」という解釈にそれなりの自信をもっていた。
 たしかに、コメント欄で、OYAJI氏が違う意見をお持ちであることは知っていたが。

著作権者は「複製する権利を専有」と同時に「許諾を取り消す権利」も同時に持っている

2006-12-03 01:35

……そんな権利を認めたら「小説家が小説を出版社に売る」というごく当たり前の経済活動さえオカシクなる、ということは、ご説明をし、それなりにご理解をいただいたつもりでいた。
 なんの“添え書き”もなく、「転載可能」で記事をアップした場合、「勝手に利用された」=著作権違反とは「言えない」ともご説明していた。

 もう一つは、上記の記事につけられた、OYAJI氏のコメントを読んでいたことだ。

私自身は明確な“添え書き”を全ての記事の中に行なっております。許諾条件をハッキリと明示して、それを守ってもらうように要請しています。ただ、おそらくそれすら読んでいないユーザーは多く存在するでしょうけどもそういう相手に対して「黙示の許諾」をしているだけです。

2006-12-03 21:22



 ちなみに。転載された記事には、「(c)OYAJI」という著作権表示があり、ブログトップ(http://blogs.yahoo.co.jp/uragoe_2ch)にリンクされている。TOPには「転載は転載元がマナーです」という表示があり、さらに『超簡単!!記事の転載方法♪』という記事へリンクし、こう書かれている。

「普通の意見提案の記事などは、自己責任でルールを守った上でなら転載可です。解説記事であっても、転載機能をよく理解した上で記事の掲載責任を充分に負える人は構いません。」


 その後、OYAJI氏は、ガイドラインを引用していらっしゃる。

「もし、ご自分の知的財産権が侵害されているブログを発見した場合は、まずブログ開設者と連絡をとって、削除していただくように依頼しましょう。ブログ開設者は、もしもそのような連絡を受けた場合には、当事者間で誠実に話し合って、適切な対処を行ってください」



「明確な“添え書き”を全ての記事の中に行なって」いらっしゃるのではなかったのか。「普通の記事は転載可」が方針ではないのか。百歩譲って、OYAJI氏の著作権解釈を認めたとしても。ガイドラインには「まず、削除依頼」とあるのではないのか。

 しかし。OYAJI氏が"まず"なさったのは、仙人氏への削除依頼ではなく、禁じ手ともいえる画像の差し替えだった。

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 ところで。最近になって、OYAJI氏ブログのコメント欄を読み返していて、面白いものを発見した。

[児島の仙人氏] よ~~く考えて判断します♪「私個人の解釈」では、転載機能を有効にしてある記事を私のブログに「転載」することは、著作権法にもガイドラインにも「何ら抵触することがない」と判断いたしますので、私の「自己責任」のもとで、記事を「転載」させていただきます。あなたの「個人の解釈」は、到底一般に受け入れられるものではないでしょう。2006/12/14(木) 午前 9:34

[OYAJI氏] sen_nin_kiyamaさん : はい、よ~~く考えて判断して下さいね。Yahooブログの解釈はYahooブログが利用規約とガイドラインに基づいて判断するものですから、その点をご理解くださいね。2006/12/14(木) 午前 10:46

[児島の仙人氏] はい、利用規約とガイドラインに基づいて判断しましたが、何ら問題ないと思います。 2006/12/14(木) 午前 11:13


 実際の転載(12/24)が行われる、10日ほど前の宣戦布告???

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 あ、ついでですみません>OYAJIさん

『もう一度、転載について(8)』(上記コメントの元記事)の著作権解釈。あれ、無理だと思います。著作権とガイドラインの解釈については、異見がないわけではないというのはお伝えしてあった(2006/12/14(木) 午前 11:47)のですが、あのときはまだ「戦線を拡大しないで」というRhap氏の依頼に応えてそれ以上の言及を避けていました。だいぶ、関連記事の新規アップも減ってきたし、そろそろよいでしょう。

次に、一次・二次を問わず、許可を取ってない場合の公開での転載は、転載元ブログ記事のタイトルとハイパーリンクが右下に付く事になってますが、厳密に言えば、その時点で「同一性保持権」が侵害された記事が公開される事になります。
転載元表示が不具合で消失する場合もありますし、二次以降の転載は別のブログタイトルになります。

『もう一度、転載について(8)』



トンコ氏FD氏も、著作人格権のなかで、氏名表示権を問題とし、同一性保持権についてはとくに言及がないが、これには理由がある。

(氏名表示権)
第十九条  著作者は、その著作物の原作品に、又はその著作物の公衆への提供若しくは提示に際し、その実名若しくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しないこととする権利を有する。その著作物を原著作物とする二次的著作物の公衆への提供又は提示に際しての原著作物の著作者名の表示についても、同様とする。
2  著作物を利用する者は、その著作者の別段の意思表示がない限り、その著作物につきすでに著作者が表示しているところに従つて著作者名を表示することができる。
3  著作者名の表示は、著作物の利用の目的及び態様に照らし著作者が創作者であることを主張する利益を害するおそれがないと認められるときは、公正な慣行に反しない限り、省略することができる。
4   (省略)

(同一性保持権)
第二十条  著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。
2  (省略)

著作権法(強調と省略は引用者による)

 氏名表示権には、「その意に反して」に該当する部分がない。これにより、「本人が了解しているから他人名義で発表」が許されない。たとえば、著作者の名義になる有名作家と、金をもらって書くゴーストライターが両方とも了解していても許されない。
 しかし、同一性保持権は、本人が「変更」を了解したら、変更していいのである。
 「転載可能」のラジオボタンを選んだままで記事を掲載することが「転載許諾」を意味する、という解釈においては、「転載元」の表示がかわることも、「了解」したものと見做される。OYAJI氏の著作権解釈は、この解釈(「転載可能=許諾」)を崩すには至っていないと思う。

 なお、自ブログに(C)表示や作成元表示を入れていらっしゃる記事に関しては、、トンコ氏FD氏がおっしゃる「2次転載以降、「氏名表示権」による著作権違反」という解釈も、かかってこない。

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 児島の仙人氏ブログの転載記事に話は戻るが。

 転載を望まない記事なら、転載不可に設定すべきだったのだ。OYAJI氏は何をもって「仙人氏に非がある」とのみ主張をなさるのか。OYAJI氏に賛意を示した方々は、どこまで周辺状況をご承知だったのか。
 もし、仙人氏に非があるとしたら、「転載可能は転載許諾」という解釈を自ブログで書いた文責、写真の記事を見てなんのコメントもしなかった看過に対する責任が、私にもある。まして、転載の対象としてこの記事を選ばれたことと、私の失言が関係あるとしたら、その責の5割までは負いきれないが、3割は私が負うべきだろう。

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 この記事は、写真差し替えの直後に書きかけたまま、いくつかの懸案事項を優先し、しばらく非公開指定にしてあった。それが完了してもまだ解決していないようであれば続きを書こうと思っていたが、今日、《Y!》の自ブログのコメント欄でいまだ言及があったため、記事として完成してアップした次第である。

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《eXcite》のトラバ機能、最近、送られないケースが多いんですが。
とりあえず、制限の3本。
http://blogs.yahoo.co.jp/sen_nin_kiyama/trackback/21753/43285110
http://blogs.yahoo.co.jp/uragoe_2ch/trackback/1336549/42938410
http://blogs.yahoo.co.jp/kanakana_ceo/trackback/118812/1330763