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ミクという名は、たぶん「未来」


VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU
/ クリプトン・フューチャー・メディア
ISBN : B000VCZ75A
 ネット知人で、『初音ミク』に盛り上がってる方がいらっしゃいまして。つられて聞いてみたりしてました。著作権的に問題がある作品(ekken氏のおっしゃるところのカラオケ作品)も多いのだが、YouTubeのランキングの上のほうはけっこうオリジナルも多い。

 私はもともとSF者で、アンドロイドとか人工生命の感情とか、それなりに興味もあったりして。
 そんな私が一番魅力を感じたのは、どの「初音ミク作品」よりも、この文章だったかもしれない。「初音ミクに魅力を『感じない』のは、流布している音のほとんどがカラオケであることとは関係ないと思う。 」

 名鏡氏はこうお書きになる。
今の初音ミクはこの瞬間に何かものすごいものを生み出せるわけじゃない。 (中略)CGが今、絵画を超えることはなくともCGなりのよさを生み出しているのと同じように、ヴォーカロイドも(生身の人間を超えることはありえなくとも)、数年したら生身の人間には出せない新たな魅力ってのを作り出すことができるのかもしれない、そういう未来を想像したときのワクワク感と言うか、そういうのを織り込んで、それを今『萌えている』わけで。

 「歌」というメディアは、感情と結びつけられて語られてきた。いままだ「初音ミク」は「人の声に似た楽器」にすぎないけれど。これはいつか、自ら感情をもっている「としか思えない」何かに近づく技術の種も持っているんじゃあるまいか。
 拵え物の「息」の音を聞きながら、SF者はそんなことを考えてしまうんである。 

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 話題としてはちょっと遅め? キャラクターボーカルシリーズの02の名前が公表された模様(11/8)。『鏡音リン』


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