ネットワーカーの遺言
ある日連絡がつかず掲示板に何も書かれない日、そんな日が何日か続き、何週間か続き、何ヶ月が続いたら、そうしたら、僕が死んだものと思って下さい。この文章は、あるオンラインRPGで使っていた私の掲示板に書かれていたもの。1月下旬にふと思いたって古いログから掘り出したまま、非公開にしてあった。
皆さんに連絡できなくなったとき、書き込みが無くなった時、そのとき、僕はもうすでに死んでいるのです。
その時が来たら、この遺書を読んでいる方、お願いです。
時々でいいから、僕のことを思い出してください。
そこに僕がいたことを、思い出してください。
どんな言葉の断片でもいい、
どんな一縷の記憶でもいい、
時々、思い出してやってください。
心の物置、そこに埃まみれになって
置いていただければ、嬉しいのです。
時々、ふっと埃を払ってやってみてください。
そして、僕が生きていたことを、
どうか、思い出してやってください。
P(2003/10/13)
書いたのは、Pというイニシャルのハンドルを使う詩人だった。自分の作品ではない、他で見た文章を一部だけ変えて使った、と、書き添えられていた。
RPGの掲示板だから、みな、それぞれに
Pとのエニシはとっくに切れて、彼のサイトも今はない。いくつか単語を拾って、Google検索はかけてみたが、当たらない。詩のサイトも持っていたPのことだから、言葉レベルで、自分の感性にあわせて改変してあったのかもしれない。
……どなたか。この文章がどこにあったものか、ご存知の方はいらっしゃいませんか?
◇
「掲示板に何も書かれない日」か。今なら「ブログに」と書く方がしっくり来る人が多いだろう。
~ひさしぶりに『死への記録』を再読して
by as-o2
| 2007-04-09 12:22
| 日記のようなもの。