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ネトゲに夢中でした、でも。

あなたが夢中になれるものは

もともと、SFファンである。SF小説を読み、拙いながら、書いてもいた。

SF仲間のなかには、ファミコン→プレステ→プレステIIと、ゲームを追い続けている人もいた。
それはそれで楽しそうだったのだけれど、私は頑固に小説というメディアにしがみついていた。
一つは、小説は読むこともできるし、書くこともできる。与えられる側・与える側の相互交換性。たとえ未熟な作品であろうと、可能性として方向は逆を向きうるのだ。

そんな私をネトゲ(ネットワークゲーム)の面白さを教えたのは、やはり小説を書く若い仲間たちだった。

その1人は、あるゲームメーカーに勤めていた。つまり、私はゲームをする側にすぎないにも関わらず、ゲームを作る側の視点をある程度、分け与えられたのである。

たぶん、ゲームを「作る側」から見るという、ある種の妄想が、私をゲームにのめり込ませた一因だったと思う。

もう一つの要因は、ネトゲにおける他のユーザーの存在だ。仲間がどう動くか。誠実か。ゲームに勤勉か。知識はあるか。作戦に巧みか。それが勝敗を左右する。いわゆる、インターラクティブというやつ。

遊べるオトナ、とかなんとか言いながら、私は、ゲームの楽しさにのめりこんだ。いつのまにか、私は、物を書くことをやめていた。

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数年前。自分のサイトを作ったとき、私は自分の古い雑文を掘り返して、自分が書いてみたいテーマはほとんど書いてしまったような気分に浸ったのを覚えている。

だが、ごく最近。読み返すと、違和感があるのだ。自分が以前書いた文章が、今の自分とは違ってしまっている。ゲームにかまけて書くことを怠けているうちに、私のなかにはまた、言葉にして外に出せるだけ何かが貯まっているらしい。

──もう一度、何か書いてみようか。

そんな気持ちで作った、このブログなのである。