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ぱくり論争を読まれる(軽汗

「…【ぱくり】論争を読む夜長」を拝読。
(トラックバックになってなかったので、こちらからも一応ノーリンクで…)

読…、よまれてましたか。

と、苦笑して読み進んで。


苦笑の後は、タメイキが出ました。
自分も通いつめたあのサイトで、盗作事件があったとは。


あの頃を思い出します。
R氏とネタがかぶってかぶって、それはどちらがどちらを真似ているのではなく、物の考え方の根っこが似ているのと、使いたいキャラが重なるせいで、盗作とかでは絶対になかったにもかかわらず。

R氏のほうが執筆を中止してくださったケース、こちらがストーリーを変えたケース、「そんなに似てるなら一緒に書いちゃえ」と共作になったのまであったような。

「あんまり似てると判ると、先を書く気力が萎えるんだよね」
そんな話もした記憶があります。

「似すぎていたら、萎える」、私たちにとって、当たり前の「感覚」でした。


「あの事件」の悲しさと衝撃も思い出しました。



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 少し話題がそれます。


 「模倣の作品を公表するか?」
 正直、「なにを模倣するか」にもよると思います。

 現在、発表しているモノのなかで、特定の作家さんの「文体をめざした」ものは、あります。ワンセンテンスをそのまま引っ張る、といったことはしていませんが、句読点の打ち方に代表される文章の息遣いや、“このくらいの硬さの語彙”といった言葉の選び方は、その作家さんを「めざして」意識しています。

 ただ、幸か不幸か、文体は、私のようなヘタレが「めざした」くらいでは、同一にはならず。
──客観的に見て、同一どころか、あまり似ていません。<へたれすぎ

 これまで「盗作」とか「発表すべきではない習作」とされると、ちとツライ。

 その一方で、鍵となる台詞やストーリーの全体、それからSFとして中心になる「ネタ」を“模倣”して、オリジナルとして発表するのを見たら、眉をひそめると思います。

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 "鍵となる"台詞って。ちょっと限定かけちゃいました(笑)

 一時、『十二国記』オンライン、というオンラインゲームをやっていました。ゲームシナリオは、原作者・小野不由美氏ではなく、ゲーム会社サイドのライターさんが書いたものでした。そこで「世界は美しくなんてない。だからこそ美しい」というセリフが登場しまして。
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 大騒ぎになりました(爆)

(「世界は美しくなんてない。だからこそ美しい」…時雨沢 恵一氏作『キノの旅』の巻頭言)

 ゲーム会社サイドから公式の謝罪文が出て、シナリオもその部分はさしかわったはずです。(その部分を確認するためだけに再度プレイするほど暇でもなかったのでw)


 言葉は、たとえば、5-7-5の17音でも「作品」になりうることは言を待ちませんが。

『「まったく、なんなんだよっ」と彼は言った。』
みたいな、"ありがち"な一行が今まで読んだ誰かの作品のなかにあったから使えない、となったら、なかなか苦しいものがありますし。

 実際には、この間の事例が山のようにあるはずで……。

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 それにつけても、第三者が「あれはどうか?」と問い合わせていらして、書いたご本人が(へんな言葉ですが)ゴネもせずにWEBから下ろした、というのは、やはり、よほどのものであったのだろうと思います。

 ただ、まあ。真似たくなるクォリティだった、というのは、密かに賛同(爆)
 っていうか、あのサイトにしばらく入り浸った後は、あの文章の凛としたリズムに首まで漬かってしまい、いつもの自分の文体に戻るのに、リハビリが必要だった記憶があるんですけど。