簡単!美味しい!TTKG(玉ねぎ玉子かけご飯)が食べたかったはずだった。
※結論
(1)生卵を卵白と卵黄に分け、卵白に塩0.5%+レンジ加熱した玉ネギ(1-2g)を加え、固まるまでレンジ加熱。
(2)白飯に、(1)と卵黄を乗せ、醤油(塩分として飯+卵黄の0.5%くらい)を垂らす。
→混ぜて食べると、生卵黄のこってり感が味わえるTTKG(玉玉かけ御飯)に。
生の全卵をご飯にかけて、醤油で味をつける。これだけで十分旨い、のだけど。私のように、ご飯1膳が軽めだと全体がどろとろ。生卵黄の濃厚さが、生卵白で薄まってしまう。
それで、長らく、「卵白だけ別にレンジアップして固めて、ほぐしたものをご飯に混ぜてから、生卵黄をかける」という手段を取ってた。白飯+固体卵白、生卵黄と醤油をからめるのである。ほんの一手間で、生全卵とは段違いのこってりした味わいになる。
ただ、この方法だと、「卵白だけレンジアップ」が、ちょっとイヤな匂いがする。硫黄っぽい?と検索したら、どうもビンゴである。
元ネタは、宝酒造社「特許6140328」とのことだが、記事にもあるとおり、「業として」実施するのではない「家庭内製造&家庭内使用」は特許侵害にはならない。
特許では、
(1)玉ねぎを加熱、
(2)焼酎二次醪に加え有効成分溶出(1~5日)
(3)蒸留する。
という手順だが、あとで氏のブログ記事では、
(1)玉ねぎを加熱し、
(2)焼酎を加えて有効成分溶出
(3)蒸留する。
と簡略化しても、十分効果があるという。
あとで氏のブログ記事は、上記(2)を圧力鍋で加熱して、(3)の蒸留を(家庭のキッチンで)成し遂げていらっしゃる。面白そう!ではあるものの。我が家で再現するには、耐熱で食品使用可のチューブなど、いろいろ用意する必要があり。まずは、「玉ねぎを加熱しただけじゃダメなのか?」を確認することにした。
用意したのは、卵2ケ分の白身。塩0.5%を加え、よく混ぜてから、できるだけ濃厚卵白と水様卵白が同じだけ入るように分けた。だいたい、卵白17g。
そこに、玉ねぎ1gを加えたものと加えないもの、合計4種を比較。
(a)飴色玉ねぎ:玉子の硫黄臭は薄くなったが、玉ねぎの甘味が強く出すぎる。
(b)レンジアップ玉ねぎ:玉子の硫黄臭は薄くなった。一番良い。
(c)生玉ねぎ:玉ネギの匂いが強い。水っぽくなる。
(d)玉ねぎなし:玉子の硫黄臭あり
結論として、今回の比較の中で、一番良かったのは、「レンジアップ玉ねぎ」。蒸留しなくても、玉子の硫黄臭は薄くなることがわかった。(a)の味から推測するに、宝酒造特許で蒸留するのは、甘い味を持ってこない=汎用性を持たせるためかもしれない。
なお、「玉ねぎの匂いで、硫黄臭をマスキング」ではなく、「硫黄臭を低減」していると思う。レンジから出した瞬間、「あ、いつものイヤな匂いがしない!」と、「!」がつく感じ。
我が家の直近のスーパーマーケットでは、玉ねぎの「1個売り」が売り切れて、「2個売り」「3個売り」が残っていることが多い。1人暮らしでだいたい1個しか要らないのだが、複数買って来た日は、二つ割りにしてレンジアップし(100gあたり2分)、冷めてから刻み(目が痛くならない)、ラップで包み、さらに消臭袋に入れて冷凍庫で保存する。
なので、我が家には、割とコンスタントに「冷凍・レンジアップ玉ねぎ」がある。凍った玉ねぎをちょっと(1-2g)削り取り、卵白に塩(0.5%)とともに入れて、固まるまでレンジ、ご飯にのせる。さらに黄身を加えて、醤油を垂らす。難しい料理では、もちろんない、のだけど。
なんかね。TKGの一番のメリットである「簡単」は、だいぶ、すり減った感がある。
さらにいうと。TTKGとか玉玉かけ御飯とか、ネーミングがカワイイじゃろ、と、ちょっと浮かれていたのだが。実は加熱玉ねぎだけでなく、加熱長ネギでも、硫黄臭は低減できるようだ。
……途中、比較テストやってるあたりは、わくわくしてたのになぁ。すっかり、ぐだぐだ記事になったw
(1)生卵を卵白と卵黄に分け、卵白に塩0.5%+レンジ加熱した玉ネギ(1-2g)を加え、固まるまでレンジ加熱。
(2)白飯に、(1)と卵黄を乗せ、醤油(塩分として飯+卵黄の0.5%くらい)を垂らす。
→混ぜて食べると、生卵黄のこってり感が味わえるTTKG(玉玉かけ御飯)に。
生の全卵をご飯にかけて、醤油で味をつける。これだけで十分旨い、のだけど。私のように、ご飯1膳が軽めだと全体がどろとろ。生卵黄の濃厚さが、生卵白で薄まってしまう。
それで、長らく、「卵白だけ別にレンジアップして固めて、ほぐしたものをご飯に混ぜてから、生卵黄をかける」という手段を取ってた。白飯+固体卵白、生卵黄と醤油をからめるのである。ほんの一手間で、生全卵とは段違いのこってりした味わいになる。
ただ、この方法だと、「卵白だけレンジアップ」が、ちょっとイヤな匂いがする。硫黄っぽい?と検索したら、どうもビンゴである。
卵(卵白)に含まれているタンパク質が還元されると硫化水素(H2S)を発生するためであり、この硫化水素の臭いこそが“硫黄臭”として「温泉地のような臭いがする」「おならのような臭いがする」などのように嫌われています。この発生を抑える、もしくはマスキングするスパイスで、醤油に合うものはないものか? と検索したところ。見つけたのが、あとで氏のブログ記事「食品の不快な臭いを消す魔法の調味料の作り方」。
元ネタは、宝酒造社「特許6140328」とのことだが、記事にもあるとおり、「業として」実施するのではない「家庭内製造&家庭内使用」は特許侵害にはならない。
特許では、
(1)玉ねぎを加熱、
(2)焼酎二次醪に加え有効成分溶出(1~5日)
(3)蒸留する。
という手順だが、あとで氏のブログ記事では、
(1)玉ねぎを加熱し、
(2)焼酎を加えて有効成分溶出
(3)蒸留する。
と簡略化しても、十分効果があるという。
あとで氏のブログ記事は、上記(2)を圧力鍋で加熱して、(3)の蒸留を(家庭のキッチンで)成し遂げていらっしゃる。面白そう!ではあるものの。我が家で再現するには、耐熱で食品使用可のチューブなど、いろいろ用意する必要があり。まずは、「玉ねぎを加熱しただけじゃダメなのか?」を確認することにした。
用意したのは、卵2ケ分の白身。塩0.5%を加え、よく混ぜてから、できるだけ濃厚卵白と水様卵白が同じだけ入るように分けた。だいたい、卵白17g。
そこに、玉ねぎ1gを加えたものと加えないもの、合計4種を比較。
(b)レンジアップ玉ねぎ:玉子の硫黄臭は薄くなった。一番良い。
(c)生玉ねぎ:玉ネギの匂いが強い。水っぽくなる。
(d)玉ねぎなし:玉子の硫黄臭あり
結論として、今回の比較の中で、一番良かったのは、「レンジアップ玉ねぎ」。蒸留しなくても、玉子の硫黄臭は薄くなることがわかった。(a)の味から推測するに、宝酒造特許で蒸留するのは、甘い味を持ってこない=汎用性を持たせるためかもしれない。
なお、「玉ねぎの匂いで、硫黄臭をマスキング」ではなく、「硫黄臭を低減」していると思う。レンジから出した瞬間、「あ、いつものイヤな匂いがしない!」と、「!」がつく感じ。
我が家の直近のスーパーマーケットでは、玉ねぎの「1個売り」が売り切れて、「2個売り」「3個売り」が残っていることが多い。1人暮らしでだいたい1個しか要らないのだが、複数買って来た日は、二つ割りにしてレンジアップし(100gあたり2分)、冷めてから刻み(目が痛くならない)、ラップで包み、さらに消臭袋に入れて冷凍庫で保存する。
なんかね。TKGの一番のメリットである「簡単」は、だいぶ、すり減った感がある。
さらにいうと。TTKGとか玉玉かけ御飯とか、ネーミングがカワイイじゃろ、と、ちょっと浮かれていたのだが。実は加熱玉ねぎだけでなく、加熱長ネギでも、硫黄臭は低減できるようだ。
……途中、比較テストやってるあたりは、わくわくしてたのになぁ。すっかり、ぐだぐだ記事になったw
by as-o2
| 2024-02-19 00:23
| 日記のようなもの。