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「お湯でコロナ予防」は本当にデマだったか ~「ちょこ飲み予防法」再論

 かつて「お湯でコロナ予防」という「デマ」があったんですが。本当にデマ……「まったくの嘘」なのかなぁ。ただ、その噂によれば、「お湯」とは26℃だそうで、それお湯なん? 夏なら水道水がそれくらいでは? という疑問はあり。また、26℃という温度ではコロナウイルスを死滅させないことは、もちろんのことなのだけれど。

コロナウイルスは熱で死滅させることができますが、それはモノの表面の消毒において、80℃の熱水に10分間さらした場合です。26〜27℃は体温より低い温度ですし、お湯を飲んでも体内のウイルスが直接さらされるわけでもありません。

コロナ「身近なもので死滅・予防」 誤情報を生み、信じる心理とは?

 前に「ちょこ飲み予防法」って考えたんですよ(自ブログ遡ってみたら、15年も前だった
 「帰宅時だけするうがいより、外出中、茶や水をちょこちょこ飲み込んでいたほうが、予防効果あるんじゃないの?」という主旨。「喉内部に付着したウイルスを胃へ押し流して胃酸で殺す」「鼻粘膜の湿度を上げて乾燥ダメージを低減する」という機作。水でも(26℃でも)効果0じゃないけど、鼻粘膜の湿度も上げるには「ごくごく」飲める範囲で温度が高いほうがより良いと思います。また、砂糖入り飲料のほうが、無糖の飲料より乾燥しにくく喉の粘膜でタンパク保護作用があるので、いいかも。(ただ糖入り飲料は腐敗の懸念はある。冬で持ち歩きが1時間以内なら行けるんじゃないかな?)

 理屈としては、そこそこ妥当性あると思うんだけど。論文その他、エビデンスは、いまのところ見つけられてません。

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コロナ濃厚接触6日目、いまだ発症せず

 正月に、老親+弟妹+甥姪その他で、10人ほど集まりまして。
 現在、4名がコロナ陽性で発熱中です。
 父母+私+妹+甥1名の5人で長時間話し、残りは短時間の参加。コロナ発症中の4人は、全員、長時間組。長時間組で今のところ発症していないのは、私だけ。
 これで、「私が、会話中、高頻度でお茶を飲んでいたので、発症しなかった」と結論づけたら、そりゃもう、真面目な人(医薬系&統計系)から、「バカ!」呼ばわり必須なわけですが。……うん、「コロナは風邪、バカは風邪ひかない」とか、女狐めの「野生のチカラ」とかかもしれんけどね。
 でもやっぱり。「ちょこ飲み」は、"或る程度"、効果あるんじゃないかなぁ。(「誰でも、どんな濃厚な接触でも発症しなくなる」とは言わないけど……)

私の場合、カラ咳が止まる

 関東の冬は乾燥してまして。いま、自宅も湿度27%。加湿するとダニの増殖がコワイ(ダニアレルギー持ち)ということもあり、加湿器は使わず、肌は保湿クリーム&喉はちょこ飲みで冬を乗り切るのが、私の慣例なのですが。
 うっかり「ちょこ飲み」を怠ってカラ咳が出ても、一口か二口、熱々のお茶など飲み、鼻に湿度を回すことを意識して「口から吸って鼻から吐き出す」呼吸に切り替えると、咳が止まる。これって、喉~鼻の粘膜の乾燥ダメージが減ってるってこと、ですよねぃ、たぶん。
 まあ、似たようなことを言ってるサイトもあるんだけども。根拠論文までは載ってない。私と同じレベルの推測なのか、載せてないだけで根拠があるのかも、よくわからないです。

 気管支の粘膜の乾燥を防いで自己防御機能を働かせるには、こまめな水分補給が欠かせません。(中略)ウイルスは喉や鼻の粘膜に付着してから、最速で20分程度で体内に侵入してくると言われています。そのため15~20分に一回、少量の水を飲むのがおすすめです。

【ウイルス対策のための水分補給講座】こまめに水を飲んでウイルスに負けない体に!

 気管支内に侵入したウイルスなどの異物は通常、粘膜で覆われた繊維状の線毛によって外へと追い出されてしまうもの。ところが水分が不足して粘膜が乾燥してしまうと線毛の働きが弱まり、異物が体内へと入りやすくなってしまいます。

なぜ風邪予防には水分補給がいいの?こまめに水を飲むことの意味

(つっこみ:線毛じゃなく、繊毛)
 とりあえず、外出のときは飲み物を携えて、15分か20分に1度、1口2口飲んでも、「悪いことはないし、いいことあるかもしれないじゃん?」というハナシでした。……タイトルは、釣りだよw