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Kembali[クンバリ]

 父がインドネシアに赴任していたため、我が家にはほんの数語だけインドネシア語が入り込んでいる。
 たとえば、「ありがとう」にとりあわけ明るい雰囲気を付け加えたいときに、現地の口語の歌うようなイントネーションを真似て、
「テレマカシ~(terima kasih)」
という。これは、意味も合っている。
 我が家でだけ、本来と違う意味で通じる語に「Kembali[クンバリ]」がある。家庭内ジャーゴンだ。




 本当は、
「テレマカシー(terima kasih)」
「クンバリ(Kembali)」
という使い方をする。日本語でいう「どういたしまして」のシチュエーションだが、意味としては「こちらこそ」に近い。原意は「戻す」。あなたが私に言ってくださったことを、そっくりそのままあなたに戻します、という意味である。
 我が家では、ただ単に、
「あなたが私に言ってくださったことを、そっくりそのままあなたに戻します」
という時に使っている。
 ネット用語では「オマエモナー」に相当するだろうが、老親に「オマエモナー」とは言うのもちょっとナンだ。「クンバリ」なら言える。語が短くてとっさに会話に挟め、妙に便利なのだ。

 なんで唐突にこんなことを思い出したかというと、某氏のブログに久しぶりに長文が上がっているのを見つけたから。
 某氏のファン同士で、私が「ツイッ○ーもいいけど長文読みたい」と言ったときに「オマエモナー」とも「クンバリ」とも言われなかったが、内容的にはほぼそれだったのを思い出したのである。

 ……それだけ。


 ほんとに、そろそろ小説書こうな>自分