カテゴリ:日記のようなもの。( 370 )

エミールガレ

江戸東京博物館エミールガレ展を見た。

ポスターのコピーは、「そこに、私の知らないガレがいた」。すくなくとも私個人にとっては看板に偽りなしだった。

いままで、アールヌーボー系のガラスはそれなりに見たつもりなのだが、初期のガレがエナメル彩色であったことは知らなかった。有機的でぬめりとした質感と、鮮やかな色ガラスを重ねた印象が、先に立っていたのだが、私が「ガレらしい」と感じる作品は、今回、ほとんど後期に分類されていた。

それから、今回、目についたのは、「好かれようと気にかける」「よどんだ暗がりから逃げ出せ」(ともに花器)といった、タイトルの面白さである。象徴主義、という言葉は知らないでもないが、それとガレを結びつけたことはなかった。

連想したのは、美しいピアノ曲に「ひからびた胎児」「犬のための、ぶよぶよした前奏曲」などのタイトルをつけたサティである。

ガレが、生年1846年、没年1904年。サティが、生年1866年、没年1925年。活躍の主な舞台はパリだったと思うし、接点はなかったのかな、と、想像してみるのは楽しい(誰か調べて載せてくれていないか、ざばっとネット検索かけたけど、目ぼしいものは見つけられなかった)


展覧会では、やはりガラスらしい色の美しい作品に目がいったのだが。

展覧会の一角に、ドレフュス事件を扱ったものがあった。
これはフランス軍内部にいたスパイとして、ユダヤ系フランス人ドレフュスが逮捕されたが、実はこれが冤罪であった、というもの。体面のある軍、反ユダヤ感情もあるメディアを相手に、文豪ゾラ等が、ドレフュスの名誉回復を求めて戦っていた。

アートなギャラリートーク様のBen SHAHNコラムをだいぶ参照^^</a>


エミール・ガレも、ドレフュスの側に立って戦ったのだという。

この事件を忘れないということを、タツノオトシゴ=海馬に象徴させた作品(脳の海馬が記憶をつかさどるところから)。
悪意の噂を象徴する、魔女の横顔を描いた作品。
黒とも焦げ茶ともいえる深い色あいの、ガラスらしくないほど不透明な作品は、深い思念を湛えているようで、迫力があった。


一度、象徴という側面からガレを見てしまうと、彼が好んで使った植物のモチーフも、暗い土の中から現れて萌えたつ、生命そのものに見えてきて。鮮やかな色彩が、最初に見たのとはまた違った意味合いを帯びてきた。
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DARTHVADER

愛用していたスタンドが壊れてしまった。電源コードが接触不良になってしまったのだ。

原因は床に落としたから(w

で、床に落ちない、机に固定するアーム式のものを探すことにした。
白熱灯タイプのものは暑くていや。
せっかくだからデザインのいいのにしよう。

というわけで、

『蛍光 デザイン スタンド 価格』

を検索用語に、Google。「価格」を入れたのは、ショッピングサイトの打率を上げるため。

ヒットしたページをあちこち開けまくって、希望のアームタイプを見つけた。これ。デスク周りは黒なので、結局にしたわけだが、このデザインで黒。この意味のない段々模様といい。ヘッドの丸みといい。なんか、似てそうな気がした…、この方に。なおこの絵は、日本の(たぶんアマチュアの)イラスト描きの方の作品。ギャラリーはこちら。Googleでイメージ検索したんだけど、上位のものは軒並みリンク切れで。やはり著作権上の問題か? それとも、WEBページの寿命って、一般に短いものなのか。

なんだか話がズレまくりだけれど。

スタンドは、今日宅配されてきて、いまは、私のデスクの上空50cmのところから、PCを見下ろしている。
…やっぱりちょっと似ているような気がする。
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このページの

時計を入れ替えました。

前に貼っていたの、デザインはとても気に入っていたのですが、時刻が見づらくて。
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アジサイ

タクシーの運転手さんに、「今年は雨が少ないから、アジサイがダメになったねぇ」と言われた。
車窓から確かめると、道ばたのアジサイの花は、どれも茶色がかっている。
‥言われるまで、気づいてなかった。
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選挙に・いってみよう

 選挙に行くためには、長い坂道を下って、会場の小学校まで行かねばならない。坂道は車が多く、けれど、まっとうな歩道がないので、危なくてしょうがない。道を作ったときは、きっとまだ車が少なかったのだろう。だが、今は、かなりの交通量である。

 裏道から行く手を開発すればよいのだが、その通りは大きく蛇行しており、その曲線の行き先に、どの裏路地を通れば行き着くやら、はなはだ怪しい。方向音痴は、私の家系でもある。

 そして選挙を済ませれば、もちろん、行きは下った長い坂を、えんえんと上がらなければならないのだ。

 だが、今回は行ってみようかと思う。で、選挙に行くことにしたのは、よその選挙区のこんなポスターのせいだと、言ってみたいと思う。


 
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ソウメン・サイドディッシュ

流水麺のバラエティを読んでいるうちに、思い出したことがあって、トラックバックさせていただきマス。

 □

私がまだ入社3年目くらいの時。上司男性(30代半ば)と入社1~3年目の女性3人、という職場だった。上司はおだやかな人で、部下の面倒もよく見た。よくある“上司の悪口”が、ほとんどない職場だった。

職場は食品メーカー・実験系。コンロも鍋も氷も水もあった。上司の誕生日に、ソウメン・パーティをやろうということになったのは、誕生祝いは半分言い訳で、職場イベントがやりたかっただけだった気もする。上司は、毎日、愛妻弁当を持ってくる人だったので、
「×月×日は、お弁当を持たずにいらしてください、ソウメンでもゆでますから」
そう予告を入れておいた。

いくらなんでもソウメンだけでは栄養バランスに問題がある。和風のサラダと棒棒鶏とダシマキを、同僚と手分けして持参した。私の担当は、棒棒鶏だったのだが、レシピを全部書くのも面倒だ、人サマのサイトを勝手にリンクしておこう。ただこのサイトの白鶏(バイ・ヂィ)は、準備、大変すぎ(汗)。モモ肉に軽く塩をし、ショウガのかけらと長ネギ少々を貼り付けて、酒をかけ、電子レンジで「酒蒸し」にすると、楽だったりする。ちょっとパサつくかもしれないが。

そして当日。
「弁当いらない、って言ったら、家内がこれを持っていけ、と言うものだから」
上司が出したタッパーには、部下たちの分まで、野菜の煮しめと、サラダ、それに海老のてんぷらが入っていた。普段の弁当づくりより、よほど手がかかったものに見えたし、海老なんて、けっこう高そうである。
4人分の量があっては、遠慮していてもしょうがない。しっかり、いただいた。
「家内は、料理は、趣味だから」
上司がよく、嬉しそうな顔で話してあるだけあって、手料理はとてもおいしかった。

片付けの、皿洗いの最中。上司まで届かないよう、女性3人はぼそぼそ話す。
「そういえば、奥さまも、この会社だったんだって。で、職場結婚で」
「ふーん」
しばらくの、間。
「──悪いこと、したかな?」
一番若い同僚が、ぽつり、と、言った。

その後。この上司の誕生日に、イベントが行われることはなかった。
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きらきら

幸せのかたちブログってものを彷徨っているうちに、何かを見つけたようです。まだ出来たての新しいブログ。短編小説? 掌編、というのだろうか? あるいはある程度は事実─日記の要素を含む作品もあるのか。磨かれた、キラキラの言葉たち。どうかこれからも、貴作を読む幸福に恵まれますように。>chantikさま
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【電車男】を読んだ。

ある男性(仮称:電車男氏)が、電車の中で、暴れるヨッパライから女性(仮称:エルメス氏)を助け、その話を2ちゃんねるに書く。
2ちゃんねらーに、時には助けられ、時には煽られながら、女性と交際を始め、恋を告白するまでのスレッドをまとめたものが電車男だ。

電車男氏は、「ヲタク」である。「ヲタク」仲間の2ちゃんねらーたちが、懸命に「ヲタクの隠し方」を伝授するサマは、けなげで懸命で、滑稽で物悲しい。

 □

私が最初にチャットにはまった頃、「しゃべる」仲間は「ヲタク」ばかりだった。「おたく」と言わず「ヲタク」といい、時に「ヲ」一文字で略す癖は、当時、仲間から伝染されたものだ。

彼らは、誇り高い「ヲタク」だった。「ヲタク」であることを隠したりなんかしない。

「ヲタク」は、一度大事にすると決めたものは、とことん大事にしようとする。それをそのまま恋愛にも持ち込むから、彼らの恋は、少なくともその頂点においては、とても幸福に見えた。それを長くは維持できずに、壊れることはあるにしても。

電車男スレッドでは、「ヲタクであることは隠すこと=恥ずべきこと」がデフォルトであるようにも見える。自己嫌悪・自己否定。どうやら両思いみたいね、よかったね、でも本当にお互いを知った後まで大丈夫なのかな。そう、思ってしまった。

 □

そんな私が、ほう、と思ったのは、最後の最後。
電車男氏告白の直前の場面である。

>彼女が俺の両手を取って
>「がんばって!」
>と言ってくれた。

なんのことはない。エルメス氏は、電車男氏が無理をしていること、背伸びをしていることなど、とっくにお見通しなのだ。
>「がんばって」
とまで言って電車男氏から告白を促したあと、エルメス氏は言う。
「私も電車さんの事が好きです。だからこれからもずっと一緒にいてくれますか?」
うん、この女性なら大丈夫かもしれない。そう思った。

 □

BBSの最後まで読んで、やっと本当に安堵した。
>Q.エルメスさんにばれたらまずいのではないですか?
>A.電車男はエルメスさんに、本サイトをすでに見せられたそうです( ;゚Д゚)ガクガクブルブル
>「なんでもっと早く教えてくれなかったのw?」  助かったみたいだ・・・

「大丈夫かもしれない」ではない、「大丈夫だった」のだ。

全体を見てみると、2ちゃんねらー仲間にイロイロと煽られながらも、電車男氏は、エルメス氏に嘘をついていない。
自分がヲタクだと最初から言っているわけではないが、ヲタクでないとも言っていない。恋愛にも、ファッションにも、シャレた店を探してのデートにも、物慣れた「フリ」などしていない。

これは、私が危惧した「ヲタクを隠そうとする男性の物語」ではなく、「"いかにもヲタク"から"notヲタクの女性に似合う男性"に変貌しようとする物語」だったのだ。このスレッドを全部読めば、電車男氏がヲタクであることもわかる。が、エルメス氏にどれほど魅かれ、どれほど緊張し、どれほど努力して、告白に漕ぎつけたかも、わかる。

──そして、自分たちが、見ず知らずの人間たちからどれほど祝福されているかも。

 □

実話か、ネタか、疑う方もあるようだが。私はあえて信じてみたい。そして、遅ればせの読者として、お二人に、幸いあれと祈りたい。
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風邪をひいた。

金曜日。勤務先で喉が痛いは、頭は痛いは、いつもにましてボーっとしてるわ。
これは風邪を引いた、と思ったが、仕事もあるし、深夜に帰宅。

体温を測ったら36.5℃。なんだ、大丈夫じゃないの、と、寝て。

ふっと意識が戻ったのは、土曜日、午後7時。

おいおいおい、もう夜だよ。

何時間飲み食いしてないのだろう、と、理屈で思うが食欲はない。
再度、体温測定、38℃。

無理にも食事をして、薬を飲んで。あまりにもたくさん寝て、さすがに眠気はないので、こんなものを書いている(w。
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そんなこんなでスタートです

 ネットで知り合った友人が、ブログを始めた。
 私はそれまで、OTDという「メールで投稿できる掲示板」で代用していたのだが、後からの推敲が効かないなど弱点も多く、かなりイヤになっていた。
 専用のシステムが、やはりそれなりに高機能なのを見て、すっかり羨ましくなり、サイトのあるNIFTYのブログシステムに手をだした。ところが、である。サイトにあわせて黒バックのスキン(1つしかなかった)を選んで、古い文章を放り込んでみたら、、本文の文字が蛍光緑!。「カステムしたけりゃ金をだせ」(カスタマイズには、有料システムへの移行が必要です)。NIFにはもうイイカゲンたっぷり貢いでいる、もうイヤだ。
 ところが、友人のところをちらほら見ると、「変更のためのCSS」なんていうブログを作っている方もいるくらいで、変更機能が高そうなのだ。
 いろいろシステムを見比べて選択するのも面倒である。友人と同じところ…つまりこのeXite…にIDをとって、変更のベースになるスキンを漁り、とりあえず、と、変更してみて。
「あ。もう、これでいいや」

 …おいおい。変更機能が欲しくてここにしたんじゃなかったのかい>自分
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