浅倉久志氏、没す

 Googleのキーワードに「浅倉久志」と名が上がっていて。溜息をつきながらクリックしたら、予感どおり、訃報だった。

 





 学生時代当時、所属していたSF同人では、浅倉久志か伊藤典夫か、と、場の話題になったことが何度かあった。SF翻訳家の中で、このお2人が一番、我々の話題に上った。
 ほとんどの人は、穏健に「どちらかというと」という表現だったように思うのだが、私は「絶対的に」浅倉派だった。これは良し悪しの問題ではなく、文体の好みと、翻訳作品の好みの合う合わない。浅倉氏の翻訳文の「息づかいが好き」とか、そういうレベルの話である。英語が苦手の私は、浅倉氏の翻訳によって、いったい何冊の海外SFを知ることができたのだろう。数えてみると、たぶん、かなりの数になるはずだ。
 今日、訃報を聞いて。アーサー=C=クラークの死を知った時と、同種の感慨がある。

 心より、ご冥福をお祈りいたします。



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by as-o2 | 2010-02-16 17:56 | 日記のようなもの。 | Comments(0)