『グイン・サーガ』の栗本薫が、亡くなった。

《eXcite》ニュース「中島梓さんが死去 SF、評論など幅広く活躍」
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 SF者たちの集まりで、「アーサー・C・クラークが好きです」という自己紹介と「グイン・サーガが苦手です」という自己紹介は、同じくらい人に通じた。たとえば、「ヴォンダ・A・マッキンタイアのファンです」というより、ずっと私の嗜好を伝える役にたった。

 アンチ巨人という人種がいるのは、やはり巨人が(いろいろな意味で)「力」のあるチームだからだ。栗本薫も『グイン・サーガ』も、いろいろな意味で、日本のSF/ファンタジー史に残る作家であり作品なのだと思う。



 もしかしたら、「『グイン・サーガ』の栗本薫が、亡くなった」という言いかた自体、不適切なのかもしれない。彼女は、栗本薫と中島梓という二つのペンネームを駆使し、多くの分野に多くの著作を書いていたのだから。
 私自身は、『グイン・サーガ』が苦手だったけれど、SF短編の中には「これはすごい」と思う作品があった。たとえば、『黴』の描写力。
 だが、やはり代表作は……というか、彼女自身がもっとも愛した作品は、『グイン・サーガ』なのではあるまいか。彼女自身は、「『グイン・サーガ』の」と冠しても許すのではないか?

 当初100巻完結の予定で始まったという『グイン・サーガ』は結局127巻まで発刊されるようだが、未完に終わった。
 黙祷。

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by as-o2 | 2009-05-27 19:47 | 日記のようなもの。 | Comments(1)
Commented at 2009-06-12 16:33
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