これは、たとえ話。

 これは、たとえ話なので。何の話をしているか判っても、「あれだろ!」とかいうのは、野暮というもの。

 さて。私が、短編小説をウェブで発表して、そのページに「夢は、誰かに長編化してもらうこと!」と書いておいた。そこに、よい人を紹介してくれる方があって、長編化していただけることになった。ところが、私のサイトには「夢は、誰かに長編化してもらうこと!」と書いたままになっていて。別の方が長編化してウェブに載せ、「書きました」と知らせてくれた。それがすごく気にいって「ありがとう、すごいです!」と返事をした。
 そしたら、他の長編化を紹介してくれている人が、「勝手に長編化して、ネットにアップしたやつがいる」と、書いてくれた人にネジこんだ。その人は、ウェブの作品を削除してしまった。

 と、しよう。





 誰が、悪いか。

 また著作権法かよ、と、このブログの読者には呆れられると思うけども。著作権法の63条に「許諾権」というのがあって、「著作権者は、他人に対し、その著作物の利用を許諾することができる」。
 作り手はみな同じではない。「自作を勝手に長編化されたくない」という人もいれば、自作の発展形を見たい人もいる。作者が、自作を、好きにできること。それが著作権法の「法の精神」だと思っている。

 「夢は、誰かに長編化してもらうこと!」とネットに書いてあれば、許諾はあるとみなされて当然だし、そこで他の人が長編化を進めているなんて、わかったらエスパーなわけですよ。

 そうすると。この件に関しては、「ウェブで長編化した人」に、非はないのではあるまいか。

 一番悪いのは、「夢は、誰かに長編化してもらうこと!」と書いたままにしておいた私だろう。
 この「たとえ話」の前提のなかで、長編の作者にネジこんだ「紹介者」も、「ウェブで長編化した人」のファンの非難は、囂々と浴びて仕方ないんじゃないですかい?

 だが。これは、たとえ話なので。

 とあるケースでは、「ウェブで長編化した人」も「紹介者」も、「短編の作者」をかばう気配がみちみちていたりして、「ウェブで長編化した人」のファンである私は、「たとえ話」なんてぇ迂遠な手段で、ここで、ぼやいてみるわけである。

 まぁ、ファン感情なんて、そんなもんだよ。
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by as-o2 | 2013-04-16 01:54 | 著作権 | Comments(3)
Commented by 麻生/阿檀 at 2013-04-17 17:41 x
 某所で「もう触らない」ことにしたんだけど。
 ある方の関連コメントに、こちらでそっとレス。

「かわいい、けなげ、がんばる」白陣営と、ブラックジョークの塊とそのファンからなる黒陣営が、感情戦になったら。
 諍いそのものは互角でも、白陣営が積み上げてきたものは傷ついていくし、黒陣営が積んできたものは減るどころかむしろ増えるんですなw 
 黒陣営の中心人物がどれほどBADな作品を出そうが「またお前か」タグついて終わりだろうし。

 それは陣営イメージに「感情戦」というものがマッチングするかどうかの問題。


 白陣営が、陣営イメージを守りつつ、第三者観客の支持を得ていこうとしたら、黒陣営も観客も良心を呼び起こされて下向くくらい「清く正しく美しく」戦うしか、ないんじゃないか? と思う。
 白陣営にいて、それができないお人は( ”なかったことにする”戦法でもいいから)「大人の沈黙を」……、昨日、某所についていた助言は正しいと思うンすよ。
Commented by jemini-web at 2013-04-18 00:34
ある少年が、野原で花を見つめていた
詩人が、それを文字に表現した
それに刺激を受けた作曲家が、その詩に曲をつけた
別の作曲家もまた、その詩に曲をつけた

...なんの事ぁない。ゲーテの「野ばら」なワケですが、私ゃ、シューベルトもウェルナーーも、どちらのメロディも好きですよ。

「表現」が持つべきなのは、本来は「RIGHT」ではなく「ART」なんですよね。などと無理矢理 脚韻を踏んだ単語をつかってみる。(踏めてるのか?)
まあ、それだけではパパならない、もといママならないのが、世の中ってやつなんですが。
Commented by as-o2 at 2013-04-19 00:32
jeminiさん、いらっしゃいませ。
>本来は「RIGHT」ではなく「ART」なんですよね。
そうなんですよね。、と、この先を書くと、せっかく「たとえ話」で留めた線を越えてしまいそうなので。ちゃんとレスできなくて、すみません。