太陽発電は不安定だというけど、電気需要も不安定なわけで

 前稿で「難しくて書けなかった」ことのひとつに、「停電がどんだけ怖いか」ということがある。正直いって私は電気のことは全然わからない。電気の使用が供給を上まわると大規模な停電に陥るらしい、ということも、東日本大震災以後に知った。





 原発を止め、休眠火力発電所を再起動すると、電力は足りるのか。
 そのとき、二酸化酸素放出量や、化石燃料の消費量は、どうなるのか。
 そのあたりは、いろんな人がいろんなことを書いているんだけども、情報は集めきれていないし、もしばりばりと勉強したとしても、諸説あるうちのどれが妥当かを判断する能力はたぶん自分にはないと思う。
 福島原発は稼動四十余年を経ていたという。その数十年の間、上昇する電気需要と、開発が間に合わない「真のクリーンエネルギー」のはざまで、原子力発電が一定の役割を果たしてきたことは、否定できないんじゃないか、と、漠然と思っている。ただ、蒸気機関車から電車に移ったように技術には寿命がある。
 知りたいのは、原子力発電という技術が、いまだ現在形・未来形で語るべき技術なのか、そろそろ「次」にバトンを渡してもらうべき過去形の技術なのかということだ。

とりあえずの現在として、太陽発電はほんとにダメなのか

 いろんなところに、太陽発電は不安定だからダメだ、と書いてあるわけなんだけども。
 たとえば、↓の筆者のことを私はまったく存じ上げないが、サイトから見てもエコに強い方に執筆を依頼してるんじゃないか、と思うわけだが、太陽光については、このような記述がある。
 再生可能エネルギーは、太陽光や風力、水力、バイオマスなどの自然エネルギーを由来とするため、対価なくエネルギー源を手に入れられ、環境性にも優れる。なかでも太陽光発電は、住宅や事業所での導入量拡大が見込まれ、産業活性化の一助を担う大きなポテンシャルを秘めている。しかし現状では、いまだ発電コストが他の発電方式に比べて割高で、天候に左右されるため発電量が一定せず、産業部門の需要を一手に賄うには課題が多い。また、この不安定な余剰電力が系統へ大量に流入することになれば、電力の安定供給に悪影響を及ぼしかねない。
ECO Japan
 たしかに、太陽発電の量は天候に左右される。でも、電気の需要が最大になるのは夏の冷房時らしいので。だとすると、電気の需要も天候に左右される。太陽カンカンのときは、冷房需要も上がるけど、太陽発電量も上がる。太陽発電量が少ない日は、冷房による消費電力量も少なくて済むんではないのか。

 仮定としてとりあえず、太陽電池屋さんと据付工事屋さんには、すげぃがんばってもらうとして。水道水放射能汚染時のボトルウォーター工場くらいには、がんばってもらうとして。ビジネスビルの屋上には太陽発電をMAXのっけるとして。
 冷房用電気は「どの程度」供給できるんだろう? ある程度イケて、ネックはコストだけ? それともまったく焼け石に水?

 誰か教えて。えらいひと。
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by as-o2 | 2011-04-21 12:32 | 日記のようなもの。 | Comments(6)
Commented by jemini-web at 2011-04-22 00:32
大規模なエネルギーを極力簡単に得ようとするんだから何にだって短所やリスクはあるんだけど、それでも現代人には相当な電気エネルギーは必要ですからねえ。なかなか難しい。
太陽だけじゃなくて、火山国ニッポンとして地熱発電、そして海洋国家ニッポンとして波力発電なんかももっと積極的に取り入れる必要があるのかもしれません。
あとはNASによる蓄電やスマートグリッドの技術も今後加速していくでしょうね。

きっかけが今回のような悲しい事態から始まるとは言え、何かを変えていかなければならない。それに対して動いて行くことが必要だし、たぶん今の日本は動き初めてるんじゃないかと思う。
今後に期待していきましょう。
Commented by as-o2 at 2011-04-23 16:24
Jeminiさん、コンミ^。^彡にちは!

「風力発電で原発40基分の発電可能 環境省試算」
[h]ttp://www.asahi.com/national/update/0421/TKY201104210510.html
とかを読んで「風力のほうが可能性あった?」と思ってみたり、
[h]ttp://sengoku38.iza.ne.jp/blog/entry/2254799/
とかを読んで「うーむ、まてまて」と思ってみたり。

いろいろと難しそうでうねぃ。

「すまーとぐりっど」も言葉だけ知ってるけど、まったく理解できてない概念のひとつですorz
Commented by きる at 2011-04-26 04:48 x
ちょいと眼が冴えて3時ごろからウロウロしておりますきるでございます。
もう見られたかもしれないのですが
こちらの実験レポは面白くてわかりやすかったです。
つttp://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/20110323_434311.html
今回の震災で各種太陽電池メーカーさんは「災害用に是非!」と本腰挙げているようにも見受けられますが(営利がどうしてもからみますよね)
「常用の、需要カバー用」としては…使用用途によっては不安定過ぎて落ち着いて使ってられない、のかなぁという感想です。冷房だけに太陽光を補助電力として使えたらいいですよねぇ。
供給元の変更自在が不可能でも、おっしゃるとおり「すまーとぐりっど」、(自己解釈:オンラインでの電気需要供給比率周知による、消費側の自律的使用制限または供給元変更。…うーーん、違う気がとってもする。)が必須なのかなと。
(阿檀さんのコメントでこの用語、初めて知りましたw勉強になったです(嬉))
Commented by as-o2 at 2011-04-28 01:23
きるさん、どもども。
実験レポ初見でした、面白い。意外に用途が限られてしまうのですねぇ。

現状の東北の避難所では、日中太陽電池に蓄電しておいて、夜、小さな明かりをともすのに使っているのは、テレビだったかな、みました。>災害用
電気の容量としては小さなものみたいでしたが、あれも、あるとないとでは大違いなんだろうなぁ。
Commented by とや ひろし at 2011-08-20 04:35 x
発電は冷房という点だけを見て取りくむわけにはいきません。
冬の暖房需要もありますし 24 時間動かす必要のある作業工程もあります。
人々が起きだすと電力需要が上昇する事実がありますが、太陽は人に合わせません。
光発電の信奉は、天動説を唱えるようなものです。
「需要に合わせて発電する」
「常に発電する」
の二点が、電圧や周波数安定の原則です。
が、光発電は、不安定な需要 n に対して、不安定な供給 m をするという意味で、不安定要素を n x m 倍にします。
|n-m| とはなりません。
光発電のほとんどに対して、蓄電池の併設を義務づけるなら話は別です。
が、記述時に存在する蓄電池は、劣化が激しく、環境負荷が高く、変換効率が低く、費用が高価です。
光発電の助成制度は、明らかに不当で、他の納税者と、電気料金を払う低所得者への負担となっています。
Commented by as-o2 at 2011-09-15 22:24
ブログ放置申し訳ありません。
このエントリは、「夏の冷房の需要」だけを対象に書いているので、長期間の電力政策について語るだけの知識はありません。ご不快でしたら失礼をしました。